兵庫県豊岡市は歴史ある名湯「城崎温泉」や情緒あふれる城下町「出石」など魅力的な観光地があり、自然が豊かで、冬には日本海の新鮮な海の幸も楽しめる、まさに“いいとこどり”の地域です。
そんな豊岡市に、私はある冬の期間(10月〜翌年4月)滞在していました。住んでみて本当に素敵な場所だったのですが、移住前に一番心配だったのが「雪」でした!
私は南国育ちで、雪かきどころか、まともに雪を見るのもほぼ初めて。調べてみても「どれくらい降るの?」「何を用意すればいいの?」といった具体的な情報がなかなか見つからず、不安でいっぱいでした。
今回はそんな私の実体験をもとに、豊岡の冬の様子と、雪に備えておいてよかったことをまとめてみました。これから移住を考えている方の参考になれば嬉しいです♪
豊岡の冬、実際どうなの?
初めて雪の予報が出たのは11月下旬。でも、実際に雪がうっすら積もったのは12月初旬でした。12月は雪混じりの雨が多く、本格的な積雪は中旬あたりから。週に2〜3回は雪が降っていた印象です。

1月に入ると、いよいよ「雪国っぽさ」を感じるように。夜に降った雪で、朝起きると車がすっぽり雪に包まれていたこともありました。多いときには膝上くらいまで積もることも!
とはいえ、毎日ずっと降るわけではなく、週に3〜4回ほど。


2月になると降雪の頻度が少し増え、週に4〜5回ほど雪が降る日がありました。

ちなみに、2月に利用したコウノトリ但馬空港の駐車場は、こんな感じに。(空港内からの駐車場です)
積雪で駐車線が見えず、車と車の間に感覚で止めましたが、数日後には枠内にぴったりおさまっていてホッとしたのを覚えています(笑)

でも心配しすぎなくて大丈夫!市内の大通りは除雪車がしっかり入りますし、消雪パイプから水が流れる場所もあって、運転には困りませんでした。とはいえ、自宅の駐車場などは自分たちで雪かきをしていましたよ。
周囲の方に聞いてみたところ「今年は例年よりも雪が多かった」とのこと。しかし、大変すぎるというほどではなく、「備えがあれば安心」というのが正直なところです。
移住前に知っておきたい「雪の備え」
● 車まわりの準備
豊岡では車移動が基本という方が多いと思います。まず、スタッドレスタイヤは必須です!私は11月末に雪予報が出てから急いでタイヤ交換をしましたが、どのお店も予約でいっぱい…。かなり待たされたので、11月上旬には交換するのがおすすめです。
また、車載用のスコップとスノーブラシもマストアイテム。ちょっとした外出でも、戻ってきたらフロントガラスに雪が積もっていることも。意外にも100円ショップにもありますが、ホームセンターにはもっとしっかりしたものがありました。
● 家まわりの除雪
雪をそのままにしておくと、踏み固められてツルツル滑りやすくなります。日が昇る前の軽いうちに除雪するのがコツです。
我が家では、私と夫の分でスノーブラシを2本、車載用スコップも2本、自宅用にしっかりした金属製のスコップを1本用意しました。それでもちょっと大変だったので、スノーダンプやシャベルもあるとかなり楽だったかも…!と思っています。何とか意地で買わずに乗り切りました!
ちなみに、我が家は屋根が傾斜になっていて雪が自然に落ちてくれる設計だったため、屋根の雪下ろしは不要でした。これは本当にありがたかったです!
実際に住んで感じた「ここがポイント」
最初は「雪、大丈夫かな…」と不安でいっぱいでしたが、実際に暮らしてみて感じたのは、しっかり備えておけば心配しすぎなくても大丈夫ということ。
ご近所の方々も、自然と雪に合わせた暮らし方をしていて、困っているときは声をかけてくれたり、助け合ったりするあたたかい雰囲気がありました。
車の運転についても、車間距離をしっかりとって、慎重に運転すれば大丈夫。雪かきも、雪を車の後ろなど周囲の人の迷惑にならない場所に集めておけば問題ありませんでした。
おわりに
今回は、兵庫県豊岡市での冬の暮らしと、雪に備えるためのポイントをご紹介しました。
移住を考えている方にとって、雪はやはり不安のひとつかもしれません。でも、あらかじめ準備をしておけば、想像よりもずっと穏やかに、そして楽しく冬を過ごせると思います。
このブログが、少しでも不安を和らげるきっかけになればうれしいです。
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